溶射の凹凸 [金属表面のデコボコ]

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顕微鏡を覗いたところアルミやマグネシウム溶射の表面は

平滑でしたが、銅メッキは凹凸が目立ちました。

同じ厚さで溶射とメッキをしています。

銅メッキは、凹凸が大きくなるという特徴がありますか?



溶射やメッキのときの条件によって、表面がデコボコに

なったり平滑になったりしますので、

一概に金属の種類というわけではありません。



メッキ後の後処理の問題もあるのではないでしょうか?

私の勤務先の金属加工の工場ではクロムメッキを

施工していますが、メッキから上がった時の表面には

光沢がなく、後処理としてバフや研磨を施して、

はじめてピカピカの面を得ることができます。



例えば、電流密度が大きい場合には凸部への

電流集中などにより凹凸が大きくなります。

また、過電圧が低い場合には結晶成長が核発生よりも

優先し、メッキ膜の凹凸が大きくなります。

過電圧が高いと今度は水素が多く発生し孔ができます。



組成など様々な要因が影響しているのかも知れません。

平滑性を高めたいならば、メッキ条件の見直しや、

溶射材料である金属(アルミ、マグネシウム)などの

検討も必要ではないでしょうか?

あと、有機物系の抑制剤など添加剤の使用が

必要な場合も考えられます。



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